初デートでシャイニングをくれた男の話

シャイニングのようになっているエリンギちゃん 婚活体験談
シャイニングのパッケージようになっているエリンギちゃん

マッチングアプリで出会った人と、お鍋を食べに行った話をする。

この記事でわかること

  • 初対面なのに誕生日プレゼントをくれた人がいた話
  • そのプレゼントの中身が「まさか」だった件
  • ホラー映画愛が止まらない相手との、じわじわ怖くなる時間
  • 「趣味が合わなくても、悪い人とは限らない」という当たり前だけど大事なこと

待ち合わせ、スムーズすぎて拍子抜け

駅前で待ち合わせ。今回はちゃんと目印になる場所を決めて、お互いの服装も事前に伝え合っていたので、迷子にならずスムーズに会えた。

第一印象……もじゃもじゃ頭。笑

でも笑顔が素敵で、なんか大人っぽい雰囲気。年上の彼だった。

「初めまして〜」の挨拶もスマートで、変にギクシャクしなくてよかった。人と話すのに慣れてそうだし、こちらとしても自然とリラックスできた。

LINEを5日ほどやり取りしてからの初対面だったからか、イメージと大きくかけ離れた感じもなかった。

おお、いい感じじゃない?もじゃもじゃは気になるけど……天パってやつだよね、まあいっか。

お店は任せてくださいのお鍋屋さん

「お店は任せてください」と言ってくれていたので、素直にお任せ。しっかり予約もしてくれていた。

連れていってもらったのは、雑居ビルの中にあるお鍋のお店。完全個室ではないけど、仕切られていて落ち着いた雰囲気。好印象。注文もスムーズで、なんかいい感じだった。

仕事の話、友達の面白エピソード、兄弟構成のこと……話題は自然につながって、変な沈黙もほとんどなかった。居心地よかった。

プレゼント!?

このデートの前後で私の誕生日があったんだけど、ふと「プレゼント持ってきました」と言われて、

え?

初対面だよ?これからどうなるかもわからない相手なのに、気遣いできるのすごくない?

しかもLINEで別に「誕生日です」とかアピールしてないから、プロフィールをちゃんと読んでくれていたんだなと思って、素直にうれしかった。

映画が好きと話していたからか、映画のDVDだった。

なんだろう〜ってわくわく開けてみたら。

シャイニング。

ホラー映画の。

…なんでやねん。

いや、有名だよ?わかるよ?ホラー界の巨匠キューブリック監督の名作!ホラーといえばシャイニング!

でもなんで初デートのプレゼントがシャイニングやねん。

出した瞬間、頭がフリーズした。「あ、なんか言わなきゃ」と思った次の瞬間、口から出てきた言葉が…

「おいしそ〜」

なんで??わけわかんない。自分でもびっくりした。

でも気持ちは本当にうれしかったし、感謝は伝えた。ホラーは苦手だけど嫌いじゃないし。万人ウケしない選択ができるのも、個性だよね。うん。

ホラー映画祭り、開幕

シャイニングをきっかけに、そこからはずっとホラー映画祭り。

リング、呪怨、シックスセンス、パラノーマルアクティビティ、死霊館、ミスト、クリーピー 偽りの隣人、ライト/オフ、キャビン、エスター……

延々と。しかも細かく。異様なほど細かく。

引き攣った笑顔でお話を聞きながら、ふと鍋に目線を落とした瞬間に気づいた。

チゲ鍋、真っ赤じゃん。

ゾッとした。笑

趣味があるのはいいことだよね。私がホラーもっと平気だったら、もっと盛り上がれたはず。怪談とかも好きそうだったし。なんか異様に細かく話してくるのも、それだけ愛があるってことだよね。うん。

「心霊スポット、一緒に行きましょう」

ホラーが好きなのはいい。趣味だし、何かに打ち込める人って素敵だし。

でも、ここで決定打が来た。

「心霊スポットによく行くんですよ」

心霊スポット!?

それはマジモンのやつじゃん……ガチじゃん……。

そして素敵な笑顔でこう続けた。

「今度一緒に行きましょう」

卒倒しかけた。

「ちょっとそれは無理かも〜」と言いつつ、いい時間なのでお会計しましょう!と全力で話を切り上げ、全力帰宅。

プレゼントをくれたり、お店を予約してくれたり、話が自然だったり……いい人だったんだよ、本当に。

ホラーだけなら、ね。

心霊スポットだけはどうしても無理だった。

家に帰っても怖い

お風呂に入ろうとしたら、鏡を見ながらふと視線を感じて後ろを向いてしまったり、物音がするたびにビクッとしたり。

完全にホラー話を引きずっていた。笑

オチ:もらったシャイニングは、ちゃんと見た

いただいたシャイニング、ちゃんと見た。彼が熱く語ってくれたホラー映画も、ちゃんと調べて見た。

人におすすめされたものはできるだけ見ると決めているので。
感想は以下で書いています。
婚活でホラー映画を10本布教された話と、実際に見た正直な感想

そんな、ホラー男との一夜でした。

この経験から思うこと

初対面で誕生日を覚えていて、プレゼントを用意してくれる人。お店をしっかり予約して、会話も自然につなげてくれる人。そういう気遣いができる部分は、間違いなくいい人だった。

「合わなかった=悪い人」じゃない。これは何回もの婚活で学んだことです。趣味の熱量が強すぎて自分がついていけなかっただけで、彼にとってはそれが自然な愛情表現だったんだと思う。

ただ、「心霊スポットに一緒に行きましょう」に頷けるかどうかは、正直かなり相性の話。無理なものは無理でいい。それも大事な見極めのひとつだったと思っています。

いろんな人に会う中で、自分の「無理」と「大丈夫」の境界線がだんだんはっきりしてきました。その話は他の初デート体験談にも書いています。

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